catmint Copyright (C) 2007-2008 AHIRU.., All rights reserved. 
猫薄荷号とルチル
トップ
プロローグ
ギャラリー
掲示板
メール
リンク
はじめに

Ads by Google

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

コバルトゴースト

コバルトゴースト
 
さて、虫が大好物なドロセラと好奇心旺盛なルチルは、おびただしい発光蛾の群が舞う遺跡の奥へと進んでいきますが。


「この辺はねー、綺麗な蛾がわんさか住んでる愉快なとこだけどね。あんまり先さき行っちゃ危ないわ。聞いてる?ルチル」

「え、この蛾がそんな危険なの? 口の中にけっこう鱗粉入ったけど毒も無いみたいだよ?」

「違うわ。コバルトゴーストよ。蛾を食べるどでかいゴキブリが出るのよ」

「ゴキブリ? コバルトゴースト? ほーぅ。ドロセラも勝てない?」

「無理ねー。無理無理。猫より大きいから。しかも厄介なことにね、足音が全くしないのよ」

「うん? それならボクたち猫だって、足音なんて立てずに歩けるよ」

「無理ねー。無理無理無理。コバルトゴーストに比べたら、あなたのは足音なんて大砲みたいなものねー」

「嘘だー、猫より大きなゴキブリでしょ? そんなのがいくら忍び足だからって絶対聞こえると思うよ。
 特にボクは耳がすごくいいから!」

「ルチル、あなたカタツムリが瞬きする音、聞いたことある?」

「カタツムリ、のまばたき?? ……ないけど、」

「例えるならそれくらいの静かさよ。しかもゴーストは無臭だからね、後ろから襲われたら最後、気付きようがないわー、」

「あれちょっと待ってよ。カタツムリにまぶたなんか無いじゃないか。音なんかする分けないよ」

「だからその通りよ。全く音がしないって言ったでしょ!」

テーマ:イラスト - ジャンル:その他

トレイキー・ストマタ

いつも浅い温泉で落ち着いているセイレーン
 

えぇ、今晩は、小さなお客さん。
僕の名は、トレイキー。トレイキー・ストマタです。
竜族のセイレーン種。

さてこの島で暮らす竜はもう一種、サラマンダーたちがいますが、
彼らの最近のやり方は、えぇ、目に余るものがあります。

サラマンダーたちの、反猫感情は年々高くなっているようですが、
彼らは、大昔自分たちがトーテムだった頃の幻想に、未だ囚われていますね。
えぇ、この島の近代化は彼らにとっては理想との乖離。

だからといって、無闇に焼身してもいい方向には進みません。
猫族は特に、無思慮で激情的なパフォーマンスは敬遠するでしょう。

ぇぇ、確かに僕たち竜にとって、だんだんと住み難くなってきたかもしれません。
空は飛行船の航行が優先され、竜が自由に飛ぶことは厳しく制限されています。
でもそれが限界だと言うならば、去るのは僕たちのほうですよ。

ええ、竜がいつまでもこの島に固執する必要は無いと、僕は思うんです。
でも猫族にとっては違うでしょう。
かつての大きな戦争で、世界に広く分布していた猫族の9割が絶え、
生き延びた猫たちにとって、ここクォーツアイランドこそ最後の楽園なんですから。

少数民族となった猫たちですが、強大な科学力でこんな世界一の先進国家を維持しています。
ええ、今や世界に対する影響力は、猫のほうが竜よりはるかに上。
どんな竜でも到底届かない高さまで飛ぶ飛行船を作り上げてしまう猫族を、
僕はひそかに尊敬しているんですよ。

それから、、、サラマンダーたちの言うことは鵜呑みにしないように。
かの20年前の惨事。一頭のサラマンダーと大型飛行船が衝突し多くの命が犠牲になりましたけど、
一方的に竜が非難され、竜への迫害が激化したと、サラマンダーは抗議し続けています。
僕たちセイレーンが独自に調べたところ、あれば事故ではなく故意だという可能性が濃厚なんです。
若いサラマンダーの自爆行為、というわけなんですけれども、
しかし猫側はあくまで、サラマンダーの過失による「事故」だと公表している。

ぇぇ、まぁ、僕たちの調査が絶対だと言うつもりはありませんが、
僕が思うに、猫族の中の竜信仰が、まだわずかでも残っているんじゃ無いでしょうか。。。
猫族の一番古い神話の最終章に、竜が火の玉となって空の島と落ち、地上の終わりを告げる。
という一節があるんです。。。

テーマ:今日のイラスト - ジャンル:日記

ウーパー・ルーパー

ご機嫌斜めなサラマンダー
 
あーまったく猫共は汚らわしい!

キャツらの科学がこの島の全てを変えてしまったんだ。
地上へ出れば、黒々と空を埋め尽くす蠅と蠅と蠅。ほんとうに!
全部、奴らの飛行船だよ。

クォーツアイランド。大昔この島は何と呼ばれてたか知ってるかい?
神と竜の住む島。。。

その名が示す通りかつてはね、竜族は神のように敬われ、
それはそれは甘美な果物や宝石など供物が絶えなかったという。
我々のご先祖はその見返りとして、ひとたび災害が起これば猫をはじめ、多くの動物たちを助けた。
戦争が起これば、竜族が仲裁することも多かったという。


しかし、今は……

あたしらは今や、でかくて邪魔な鳥としか見られない。
ああその通り、火を噴いたり魔法を操る竜なんてどこにも存在しない。
科学のカの字も無い大昔に作られた神話が、竜を神格化させただけのことさ。

そしてとうとうあたしら竜族は、この島の空を自由に飛ぶことすら許されなくなった。
クォーツアイランド領内で、竜族は地上50M以上の高度で飛ぶことを禁止されたんだ。
見つかればたちまち、どでかい網大砲で捕らえられる。

これってどういうことかわかるかい。
身動きがとれず、そのまま地面に叩きつけられてお陀仏よ。海上だともっと苦しい溺死かな。

そもそもこんな悪法ができたのは20年前、
あたしと同じサラマンダー種の竜と、500匹以上の猫が乗った大型飛行船との衝突墜落事故がきっかけだけど、
猫の奴らは事実をめちゃめちゃにねじ曲げて、一方的な竜の過失としたんだ。
さらに、事故の追悼碑がこれまで四度も竜によって破壊された、と毎年のように騒ぎ立てるが、
これも最初の一回意外はねつ造だとわかってる!


まあとにかく、ほとんどの竜はこの島を捨て、静かな暮らしを求めて去っていった。
残っているのは、あたしらサラマンダー種と、地底湖に住む陰気でつれないセイレーン種だけさ。

ああ、竜族にはもう二度と、神は微笑んでくれないのか?
それとも本物の火でも吐けば、再び神に戻れるのかい?

あたしの父は昨年、抗議の火だるまにはなったけどね…

テーマ:イラスト - ジャンル:その他

 | Topページ |  »

インフォメーション

リンク集に管理人のもう一つのサイト「家鴨のコテージ」を追加しました。

にほんブログ村 イラストブログへにほんブログ村

ブログ内検索

カテゴリー

最新エントリー

最新コメント

最新トラックバック

月別アーカイブ

カレンダー

10 | 2009/11 | 12
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 - - - - -

プロフィール

AHIRU..

Author:AHIRU..
【船長】 あひる..
【生息地】 大阪府
【誕生日】 5月20日(牡牛座)
【血液】 O型
FC2 プロフ
FC2 クリエイター

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

リンク

このブログをリンクに追加する

RSSフィード

FC2カウンター